■ モンスターを足場にした移動
ゲーム内では詳しく説明されていませんが、ユニットが移動する時、一部のモンスターを足場にして移動することができます。
足場となるモンスターは、移動時に高さ 3hの地形として扱われます。
そのため、例えば元々 Jumpが3のユニットは、足場となるモンスターを利用することで 6hの高低差を越えて移動することができます。
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アイテム士は Jumpが 3なので、そのままでは 6hの高低差を越えて段差の上には移動できない。 |
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段差の横に鉄巨人がいると、それを足場にして段差の上に移動できる。 |
足場になれるモンスターは種族によって決まっていて、
モルボル系、ベヒーモス系、ドラゴン系、ヒュドラ系の各モンスター、それに鉄巨人とホーリードラゴンが該当します。
また、足場になれるモンスターは、自分自身は他のモンスターの上に乗って移動することができないという制約があります。
体が大きいモンスターは足場になれるけど、自分は重すぎて他のモンスターには乗れない……といったイメージになります。
足場になれるかどうかとは完全には一致しませんが、体が大きいイメージのあるモンスターに共通するもう一つの特徴があります。
「レビテトが無効」というものです。
意識される機会はあまりないと思いますが、モンスターの中にはレビテトが無効な種類が結構あります。
レビテト無効のモンスターには、ウッドマン族、牛鬼族、モルボル族、ベヒーモス族、ドラゴン族、ヒュドラ族、そして鉄巨人が該当します。
ウッドマンと牛鬼以外は足場になれるモンスターです。
ウッドマンと牛鬼は、重いからレビテトが効かないけれど、足場になれるほど大型でもない……といったイメージでしょうか。
足場になれるかどうか、レビテトが効くかどうかを表にまとめると以下のようになります。
上から下に行くにしたがって、大型で体が重いモンスターというイメージになります。
足場 |
レビテト |
該当するユニット |
足場になれない |
有効 |
人間、チョコボ族、ゴブリン族、ボム族、レッドパンサー族、 ピスコディーモン族、スケルトン族、グール族、 フロータイボール族、ジュラエイビス族、うりぼう族、ビブロス |
無効 |
ウッドマン族、牛鬼族 |
足場になれる |
有効 |
ホーリードラゴン |
無効 |
モルボル族、ベヒーモス族、ドラゴン族、ヒュドラ族、鉄巨人 |
今わかっている限りでは、ホーリードラゴンが、足場になれてレビテトが有効な唯一のユニットです。
レビテト状態のホーリードラゴンは、高さ 4hの足場として扱われます。
このゲームはユニットのサイズや重量が明確に設定されているわけではないですが、製作者側がそれらをどう想定しているかが垣間見えるデータだと思います。
なお、飛行移動やテレポ移動するモンスターには、他のモンスターの上に乗れるかどうかは関係ないように思えるかもしれませんが、カエルやチキンになったときにその設定の影響が表に出てきます。
この「モンスターを足場にした移動方法」が重要になるのが、ネルベスカ神殿のイベントバトルです。
ここは、高さ 7hの柱の上に埋もれたアイテムがあるのですが、「アイテム発見移動」をセットしたユニットが柱の上に移動するために、モンスターを足場として利用することが必要になります。
第4章のイベントを順番に進めていくと、この段階で鉄巨人(労働八号)とホーリードラゴン(レーゼ)が仲間になっていると思います。
鉄巨人と、レビテト状態のホーリードラゴンを並べて、2体のモンスターを階段のように扱うと、Jump 3のユニットで 7hの高さまで移動することができます。
もちろん、Jumpが 4あるジョブを使ったり、Jumpの上がる靴を装備したりすれば、足場モンスターは1体でも大丈夫です。
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鉄巨人と、レビテト状態のホーリードラゴンを使うと、Jump 3のユニットで 7hの段差を移動できる。 |
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