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 2002 3/14 update

 イメージ ■時の鎖

 いよいよ最終ダンジョン、2000年前のカオスの神殿へ向かうのですが、
今までの封印を全て守ったままでは到底クリアはできません。
クラスチェンジなしでは、たとえレベルが最大の50であってもMPが少なすぎて
復活した4体のカオスと最終ボスに魔法だけでダメージを与え尽くすことができないからです。
また防具、特に全属性軽減能力を持つリボンなしでは敵の猛攻を耐え切ることができません。
いろいろ考えた結果、最終ダンジョンでは「クラスチェンジ」と「防具禁止」の封印を解き、
レベルも50まで上げることにしました。
 そこで、まずレベル上げをします。
今度の稼ぎ場所は海底神殿2階のシートロル・うみサソリ・シースネイクの出現ポイント。
一度に現れる敵の数が多い上に、いずれも稲妻に弱いので倒しやすく、非常に効率よく経験値を稼げます。
レベルを上げきったらクラスチェンジをし、魔法を買い揃え、リボンや守りのマントを回収して装備を整えます。
以下が、今回のプレイでの各キャラの最終状態です。
白魔道士パール Lv50, HP 685
 力 26, 素早さ 27, 知性 55, 体力35, 幸運 32 
 攻撃力 13, 命中率 54, 防御力 51, 回避率 70
 守りのマント、リボン、ダイヤの腕輪、守りの指輪
 L1:ケアル /ディア /ブリンク
 L2:サイレス/バサンダ/インビジ
 L3:ケアルア/アディア/バファイ
 L4:ポイゾナ/バコルド
 L5:レイズ /ケアルダ/ヒーラ
 L6:プロテア/インビア
 L7:ラヒーラ/ケアルガ/ガディア
 L8:アレイズ/ホーリー/デスペル
赤魔道士エメロ Lv 50, HP 604
 力 40, 素早さ 33, 知性 47, 体力34, 幸運 37 
 攻撃力 20, 命中率 105, 防御力 35, 回避率 78
 バックラー、革の帽子、ルビーの腕輪、守りの指輪
 L1:ファイア/ケアル /サンダー
 L2:ブリザド/サイレス/バサンダ
 L3:サンダラ/ファイラ/ケアルア
 L4:ブリザラ/バコルド/コンフュ
 L5:ファイガ/ケアルダ
 L6:サンガー/プロテア/インビア
 L7:ブリザガ
黒魔道士コロナ Lv 50, HP 490
 力 19, 素早さ 26, 知性 69, 体力23, 幸運 30 
 攻撃力 10, 命中率 54, 防御力 33, 回避率 71
 リボン、ルビーの腕輪、守りの指輪
 L1:ファイア/サンダー/スリプル
 L2:ブリザド/ダクネス/スロウ
 L3:サンダラ/ファイラ/ホールド
 L4:ブリザラ/スリプラ/コンフュ
 L5:ファイガ/クラウダ/ラスロウ
 L6:サンガー/クエイク/スタン
 L7:ブリザガ
 L8:フレアー/デジョン/キル
黒魔道士バド Lv 50, HP 486
 力 22, 素早さ 30, 知性 69, 体力26, 幸運 29 
 攻撃力 12, 命中率 54, 防御力 33, 回避率 75
 リボン、ルビーの腕輪、守りの指輪
 魔法はコロナと同じ

 ここまで準備していても、最終ダンジョンは計画的に戦いを進めていかないと
MPが足りなくなってしまうので、各フロアごとに攻略手順を考えておきます。
特に、各カオスをはじめとした逃走不可の敵への対処法が重要になります。

・1階(1)
 ここで怖いのはパープルウォーム。逃走不可で弱点もないため、
一度出会うとそれだけで大量のHP・MPを浪費してしまいます。
そのため、この時点でパープルウォームに遭遇してしまったら、即リセットしてしまいます。
敵がホワイトドラゴンやキメラならほぼ確実に逃げられますが、
吹雪などでダメージを受けたらこれもリセット。
階段まではMP消費なし・ほぼ無傷でたどりつくことが先へ進む条件です。

・2階(1)
 移動距離はわずか12ブロックですが、
ここでもたまに逃走不可のドラゴンゾンビやアイスギガースにつかまる場合があります。
これらと戦う余裕はないので、ここもリセットしてしまいます。

・3階
 ブラックナイトやダークウィザード達からは逃げてしまえば問題ありませんが、
ここで逃走不可の強敵グリーンドラゴンに遭遇する場合があります。
グリーンドラゴンは毒ガスで全員に100前後のダメージを与えてきますが、
冷気に弱いため、ブリザラを2〜3回使えば倒せます。
あまりリセットばかり繰り返していても先へ進めないので、ここは迎撃するほうを選びます。
ただし、受けたダメージがあまりにも多かった場合はリセットしてやり直したほうが無難です。
 途中、固定ポイントにデスアイが登場します。
HP360。炎に弱い点をついて、ファイラを3人で使えば1〜2ターンで倒せますが、
まれにデジョンでリボンを装備していないエメロが倒されることがあるので、その場合はやはりリセットです。

・2階(2)
 ここもアイスギガースやドラゴンゾンビ等の逃走不可の敵が登場します。
ここまできたら、さすがに即リセットというわけにもいかないので、
弱点をついて応戦していきます。

・1階(2)
 最初と同じで、パープルウォームが登場しないことをひたすら祈ります。
が、それでも登場してしまったらブリザドやファイラで応戦します。
それ以上のクラスの攻撃魔法はまだ使えません。
運が良ければ、ここまでHP回復なしで来ることができます。

・地下1階
 これ以前のフロアと比べると攻撃力の低い敵が多いので、あまり心配はいらないフロアですが、
唯一、逃走不可で攻撃力の高いアースエレメントには注意しなければいけません。
出会ってしまったら、ファイラで応戦します。
 そして、行く手にはリッチが待ち構えています。
復活したリッチは、HPは1000とさほど高くはありませんが、
1〜2ターン目に最強魔法フレアーを使ってきます。
これはほぼ不可避なので、戦闘前にポーションを使い込んでHPを回復しておき、耐えるしかありません。
戦闘が長引くと再びフレアーを使うので、こちらは弱点をついてガディアを1回だけつぎこみ、
あとはファイガでダメージを与えて倒します。

・地下2階
 まれに登場するファイアー以外は逃走不可の敵はいません。比較的進みやすいフロアです。
 復活したマリリスはHP1400。稲妻・冷気・炎に耐性を持つため、
闇雲に攻撃魔法を連発しているだけではMP切れを起こしてしまいます。
 ここで今回のプレイの最重要魔法の1つ・デスペルの出番となります。
デスペルの効果は、相手の耐性を打ち消すこと。
これで攻撃魔法のダメージが上がり、少ないMP消費で敵を倒すことができるようになります。
私は今までFF1でこの魔法をまともに使ったことがなかったのですが、
この魔法がなかったら今回魔法だけで戦い抜くことはできなかったでしょう。
 実際の戦略は次のとおりです。
まずパールとエメロがインビアを使って回避率を上げておいて、
その後にデスペルで耐性を打ち消します。
それまでは、バド・コロナは無駄に魔法を使わないよう、一応直接攻撃をさせておきます。
ダメージは常に1しか与えられないので、戦況に影響は出ないでしょう
デスペルが効いたら、パールはバファイでファイガに対抗し、あとはHP回復を担当させます。
他の3人は、まずブリザラを使ってダメージを与えていき、
次のフロアでのことを考えてブリザラの使用回数を1〜2回残しておいて、次にファイガを使います。
ファイガを使い切るまでにはマリリスは倒せます。

・地下3階
 ここではウォーターへの対策が必要になります。
ウォーターは逃走不可で、登場する数が最大6体と多いので、
ここまでの戦いで疲弊したパーティには辛い相手ですが、冷気が弱点なのでブリザラで応戦できます。
先のことを考えると、ここでブリザガはまだ使えません。
先のマリリス戦でブリザラを使い切らなかったのはこのためです。
また、順調にいった場合でもこの辺りでポーションが切れ、HP回復に魔法が必要となります。
限られたHP回復の機会をどこで誰のために使うか、慎重に見極める必要があります。
 復活したクラーケンはHP1800。炎に耐性を持ちます。
基本的な戦略はマリリス戦と同じで、インビアで回避率アップし、デスペルで耐性消去、
そしてサンガー・ファイガをつぎこんでダメージを与えます。
クラーケンは直接攻撃は強烈ですが、それ以外にはサンダラぐらいしか使わないので、
回避率を十分に上げておけばさほど苦戦はしません。
それでも、運悪く最初に誰かが殴り倒されてしまうことがあります。
今回はバトル補助オフで戦闘中にレイズ・アレイズが使えないので、
こうなるとMP不足でクラーケンに勝てなくなるため、リセットするしかありません。

・地下4階
 ここは意外にもほとんど逃走不可の敵がでてきません。
アースエレメント、ファイアー、ウォーターと逃走不可であったのに対して、
なぜかエアエレメンタルからは逃げられるし、
上のフロアでは逃走不可だったドラゴンゾンビも、ここでバンパイアロードと一緒に登場する場合は逃走可能です。
その分、ティアマットは初戦以上の脅威となって襲いかかってきます。
 復活したティアマットはHP2200。稲妻・冷気・炎に耐性を持ち、多彩な全体攻撃を仕掛けてきます。
基本的な戦略はやはりマリリス戦と同じで、インビアで回避率アップし、デスペルで耐性消去、
バリアを張って特殊攻撃に対抗しつつブリザガでダメージを与えます。
フレアーを温存するため、ブリザガが切れたらそれ以下の魔法を順に使っていきます。
戦闘中、特に毒ガスなどで大ダメージを受けたら、ケアルガも惜しみなく使って回復します。
レベル7以下の魔法をほぼ使い切るぐらいまで戦いつづければ、ティアマットを倒すことができます。

・地下5階
 残るは最終ボス・カオスとの戦いです。
 カオスのHPは4000。全ての特殊攻撃に耐性を持ち、数多くの特殊攻撃を使い、
何より戦闘が長引くとケアルガでHPを全回復してしまいます。
これに対抗するために、ここまで徹底してコロナとバドのレベル8のMPを温存してきたのです。
カオスに限られたターン数で4000ダメージを与えるには、フレアーを連射するしかありません。
 戦闘開始後、コロナとバドはひたすらフレアーを撃ち続けます
フレアーのダメージは、私の感覚だと100〜400程度。
かなりばらつきはありますが、9回×2人で18回使えば、3000以上はダメージを与えられるはずです。
パールはインビア使用後にデスペルと各種バリアを使います。
さらに余ったMPでホーリーが使えればベストなのですが、
実際には、デスペルの成功率があまり高くなく、途中でレベル8のMPを使い切ってしまうので、
カオスにホーリーを使える機会はありませんでした。
エメロは、ここまでの戦いで高レベルのMPがほぼ切れてしまうので、あまり活躍はできませんが、
ブリザドなども使い、MPが完全に切れるまで戦いつづけます。
コロナとバドも、フレアーを使い切ったらそれ以下の魔法を順に使っていきます。
 カオスの攻撃自体は、全体攻撃が多く、ダメージ量そのものは多いのですが
その分一人のキャラが集中的にダメージを受けて倒されることが意外に少ないので、
戦闘開始前にHPが全回復できていれば、回復魔法がほとんど残っていなくてもなんとか耐えることができます。
ここまで、各レベルのMPをわずかづつでも残しておいて、
フレアーのダメージが高い値で安定してくれれば、
これで、カオスを倒すことができます。

 そして、時の鎖は断ち切られるのです……。


 イメージ ■空の楔

 ゲームクリア後に、浮遊城の最強兵器デスマシーンとも戦ってみました。
最終ダンジョン進入時と同じく、レベル50でクラスチェンジ・防具装備した状態で挑みます。
 デスマシーンはHPは2000、全特殊攻撃に耐性を持ち、
1ターンに100HPのヒーリング能力も持っています。
さらに全員に200前後のダメージを与える核攻撃を連発するため、
とてもデスペル耐性を打ち消して、といった悠長な戦い方は出来ません。
ここもフレアーとホーリーの連発で押し切ってしまいます。
そんなわけで、6ターンほどフレアーを打ち続けたら一応勝てました。


 ■あとがき

 今回のプレイは、魔法重視・直接攻撃制限というのがテーマでしたが、
実際には序盤戦でかなり直接攻撃に頼った部分がありますし、
終盤でも、魔法を使いたくないときに直接攻撃でターンを送ってしまったこともあります。
この手の条件は、より徹底した方がプレイの完成度が上がると思うので、
今度、この部分を徹底して、直接攻撃完全封印プレイをしてみようかと思っています。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

・参考資料
 ファイナルファンタジー トラベラーズガイド デジキューブ
 ワンダースワンカラー ファイナルファンタジー公式コンプリートガイド エンターブレイン

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