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『異形の者たち』 |
神殿騎士ヴォルマルフはエルムドア侯爵の居城ランベリー城にいた。
侯爵はヴォルマルフとの会話の中で「“血塗られた聖天使”の復活」という彼らの究極の目的を口にする。
そのために、アルマの身体が必要だというのだ。
そこへ届けられるラムザ到着の報。
これを迎え討つべく侯爵は階下へと向かった。
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エルムドア公爵
「…ベリアスもキュクレインも 逝ってしまった。
「これで生き残っているのは我々だけ。 あとは、“狭間”に囚われている アドラメレクぐらいか…。 |
神殿騎士ヴォルマルフ
「アドラメレクのことなら心配するな。
「すぐに“こっち”へ 喚ばれることになるだろう…。 |
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エルムドア公爵
「相応しい“肉体”が見つかったのか? |
神殿騎士ヴォルマルフ
「ああ。 聖石があの男を選んだのだ。
「かつて“彼ら”が“我々”を 喚んだのと同じように、“肉体”を 選ぶのは聖石自身だからな。 |
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エルムドア公爵
「…そうか。
「あとは、あの“究極の力”を持つ “血塗られた聖天使”を 復活させるだけだ…。
「そうすれば、聖石の力を借りなくとも …いや、相応しい“肉体”がなくとも 自由に行き来できるようになる…。
「“聖天使”に相応しい “肉体”を見つけたのか? …よもや、あの娘ではあるまいな? |
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神殿騎士ヴォルマルフ
「“聖天使”に相応しい“肉体”は ひとつだけ…。
「おそらくあの娘に間違いないだろう。 あとは、“聖天使”の魂が漂う “死都への入口”を見つけるだけ。 |
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セリア
「奴が参りました。 |
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レディ
「城内へおびき寄せましたが いかがなさいますか? |
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エルムドア公爵
「待っていたぞ、ラムザめ。
「リオファネスでの借りを 返させてもらおうか…。 |
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神殿騎士ヴォルマルフ
「あなどるなよ。ヤツは強い。 あのベリアスでさえやられたのだ。 |
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エルムドア公爵
「私のことは心配するな、 ここは任せておくんだな。
「貴公は“死都への入り口”を 早く見つけるのだ。 |
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神殿騎士ヴォルマルフ
「わかった。 くれぐれも用心するのだぞ。 |
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エルムドア公爵
「よし、行くぞ! |
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