・第3章開始時
『ゾディアックブレイブの伝説』、『ゾディアックストーン』、『戦争の行方』、
『王女オヴェリア救出』、『ドラクロワ枢機卿の死』、『干ばつと水害』
『戦争の行方』
グロファビアの戦い(ルザリアとランベリーの境界に位置する平原で行われた両軍の第1回目の全面衝突)より早3ヵ月。
これまでの両軍の死傷者は約40万。
五十年戦争では肩を並べて戦った不敗の騎士団同士の戦いは、いずれも被害を大きくするだけで決着はついていない。
早くも膠着状態に陥ったと分析するものも多く、長引きそうな戦乱の気配に民衆の間では厭世気分が漂っている。 |
『王女オヴェリアの救出』
オーボンヌ修道院より行方不明になっていた王女オヴェリアが無事に救出された。
誘拐犯の首謀者はなんと、ゴルターナ公の側近・グルワンヌ大臣と王妃ルーヴェリアであった。
実の息子を王位に就けるためオヴェリアを排斥しようとする王妃が大臣をそそのかし、この回の事件に発展したようだ
(ただし、王妃側は全面否定をしている)。
なお、大臣はすでに処刑されている。
ちなみに、王女を救出したのはグリムス男爵配下の黒羊騎士団副官で、ディリータという名の若い騎士。
その功績を認められ、“亮目団”との戦いで戦死された男爵の跡を継いで黒羊騎士団の団長に就任する予定だ。 |
『ドラクロワ枢機卿の死』
ライオネル城の城主・ドラクロワ枢機卿が病死されてから3ヵ月が経過したが、その死因について暗殺説など様々な噂が流れている。
中でも突飛な噂が「正体不明の怪物」に殺害されたというもの。
その噂を裏付けるかのように、枢機卿の死亡前夜、ライオネル城は盗賊の一団の襲撃を受けておりその戦闘で多くの死傷者が出ている。
そしてその死因は『圧死』によるものだったらしい…。 |
『干ばつと水害』
十数年に一度の大凶作が畏国を襲った。
畏国の東側に位置するゼルテニア領とランベリー領では干ばつによる被害が甚大で、収穫量は通年の約半分。
逆に水害に苦しむのは西側のガリオンヌ領とフォボハム領。
こちらの収穫量も約半分といったところ。
戦禍によって家を失った者たちと凶作によって食料を求める者たち、これらの難民が王都ルザリアに大量に流入している。 |
・地下書庫 地下一階の戦闘終了後
『ゾディアックブレイブの伝説』、『ゾディアックストーン』、『戦争の行方』、
『王女オヴェリア救出』、『ドラクロワ枢機卿の死』、『干ばつと水害』、『エルムドア侯爵戦死!』
『エルムドア侯爵戦死!』
味方からは“銀の貴公子”と、敵からは“銀髪鬼”と恐れられたエルムドア侯爵がフス平原の戦いで流れ矢にあたり死亡した。
侯爵といえば領民からの信望も厚く、敬虔(けいけん)なグレバドス教信者でもあったことから、その戦死を悲しむ弔問客が侯爵の墓石を絶え間なく訪れている。
なお、ゴルターナ軍を支える将軍の一人だったため今後の戦況に影響を与えることは必至であろう。 |
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