■イベント進行表 第3章へ
『魔人ベリアス』
聖石『ヴァルゴ』を奪った神殿騎士団はアルマまでも連れ去った。 “力”を欲し騎士団の一員となっていたウィーグラフは死の間際、聖石『アリエス』と契約を結び伝説のルカヴィ・魔人ベリアスへと転生・姿を消す。
神学者シモンは幻の書『ゲルモニーク聖典』をラムザに手渡し、息を引き取った…。
神殿騎士イズルード
「大丈夫か、ウィーグラフ!!
神殿騎士ウィーグラフ
「わ…私に…構うな…
ゆ…、行け……!
剣士ラムザ
「アルマ!!
神殿騎士ウィーグラフ
「行け……イズルード……。
神殿騎士イズルード
「すまないッ、ウィーグラフ!!
剣士ラムザ
「待てッ! イズルード!!
神殿騎士ウィーグラフ
「グホッ!
神殿騎士ウィーグラフ
「くそ………こんな……ところで…
死ぬのか……
「ミルウーダの…仇も…討たずに…。
このまま…死んでは……死んでいった
仲間たちに…申し訳が立たん……。
「いやだ……死にたくない……。
このままでは…あまりに……。
聖石を持つ者よ…
我と契約を結べ…
剣士ラムザ
「なんだ…?
聖石が…喋ったのか…?
聖石を持つ者よ…
我と契約を結べ…
さすれば汝の魂はわが肉体と融合し
永遠の生を得ることができよう…
神殿騎士ウィーグラフ
「これが……聖石の秘密……?
汝の絶望と悲憤が我を喚びだした…
さあ、我と契約を結べ…
剣士ラムザ
「ダメだッ! ウィーグラフ!!
聞いちゃいけないッ!!
神殿騎士ウィーグラフ
「助けて……くれ………
我が名は魔人ベリアス……
汝の願いを聞き届けよう……
魔人ベリアス
『これが聖石の力か……!
剣士ラムザ
「ウィーグラフ…!
魔人ベリアス
『ラムザ、
素晴らしいぞ、この力は…!
『いや、力だけではない。
時空を超えて幾百年分の知識が
頭に刻み込まれていく……。
魔人ベリアス
『クククク……、あわてるな……
楽しみは後にとっておけ……!
魔人ベリアス
『クククク……、素晴らしい……
素晴らしい力だ……!
剣士ラムザ
「シモン先生ッ!!
しっかり…、しっかりしてください!
神学者シモン
「こ……これを………。
剣士ラムザ
「この本は?
神学者シモン
「これは…聖アジョラの弟子……
ゲルモニークが記した本です……。
「長い間、行方不明…でしたが…
私がここの地下書庫で…
発見しました……
「ここにはゾディアックブレイブ伝説の
真相が…詳細に…記されています…。
剣士ラムザ
「先生、もうしゃべらないで!
神学者シモン
「いいのです、もう……。
「私は罪深い男です……。
教会の不正を知りながら……
ただ黙って傍観していました…。
「この本さえあれば…
教会の不正を…暴く…ことができる!
「この本を利用して……
…アルマ様を……取り戻すのです……。
剣士ラムザ
「先生ッ!!
神学者シモン
「ふぅ……
これで楽になれる……。
「あとは……頼みましたよ……、
ラムザ様……。
「あ……あなたは……
若い頃の……バルバネス様に……
ほ…本当に…そっくり……だ……。
剣士ラムザ
「シモン先生ーッ!!