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『ザルバッグとの再会』 |
王都ルザリアで次兄ザルバッグに再会し、戦乱を裏で操る者の存在を説くラムザ。
しかしザルバッグはその言葉に耳を貸さず、王女誘拐に関する長兄ダイスダーグの不正を告発する弟を、逆に厳しく非難する。
そこへ南天騎士団の“雷神シド”がドグーラ峠を突破したとの報が入った…。
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聖騎士ザルバッグ
「…どうした、座らないのか? |
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聖騎士ザルバッグ
「驚いたぞ。おまえがルザリアに 来ているとは思わなかった…。
「アルマもここに来ている。 会っていくといい…。 |
剣士ラムザ
「…兄さん。 |
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聖騎士ザルバッグ
「なんだ? |
剣士ラムザ
「戦いをやめることはできませんか? |
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聖騎士ザルバッグ
「…何をばかなことを! |
剣士ラムザ
「この戦いにどんな意味があるって いうんですか?
「ベオルブ家は王家を守るために 戦うのではなく、民を守るために 戦ってきました。
「なのに今は、 私利私欲のために戦っている…。 |
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聖騎士ザルバッグ
「おまえに何がわかるというのだ! |
剣士ラムザ
「兄さんこそ何もわかっていない!
「この争いは誰かが企んだもの! ラーグ公とゴルターナ公は 何者かに利用されているんだ!! |
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聖騎士ザルバッグ
「…利用されているだと? いったいおまえは何を言っている? |
剣士ラムザ
「僕にもよくわからない…。
「ただ、ダイスダーグ兄さんが ゴルターナ公を摂政にさせないために 王女誘拐の狂言を仕組んだとき、
「暗殺されるはずだったオヴェリア様を ゴルターナ公の元へ連れ去った 奴らがいるんです。
「もし、あのとき暗殺されていたら、 ゴルターナ公は王家に逆らう 国賊として誅伐されていたでしょう。 |
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聖騎士ザルバッグ
「兄上が王女誘拐の狂言を 仕組んだだと?
「ラムザッ! おまえは、実の兄がそのような謀略を 用いたというのかッ! |
剣士ラムザ
「ザルバッグ兄さんは 何もご存じないのですかッ!? |
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聖騎士ザルバッグ
「このたわけ者めッ!!
「おまえは肉親を信じることが できないのかッ!!
「ええいッ! ここから立ち去れッ!! さっさとイグーロスへ戻るんだッ!! |
剣士ラムザ
「兄さん、兄さんこそ この僕を信じてはくれないのですか! |
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聖騎士ザルバッグ
「勝手な行動ばかりとるおまえの 何を信じろというのだ!
「腹は違えど同じ血を分けた兄弟と思い 今日まで目をかけてきたが、 所詮、下賎(げせん)の血は下賎。
「高貴なベオルブの名を継ぐには 相応しくないということかッ!! |
剣士ラムザ
「……兄さん。 |
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北天騎士団騎士
「たいへんです、将軍閣下!
「ドグーラ峠を雷神シドの軍勢に 突破されたとの知らせが たった今、届きましたッ!! |
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聖騎士ザルバッグ
「なんだとッ!? ヤツはべスラではなかったのかッ!
「すぐに軍議を開くッ! 皆を集めよッ!! 私も行くッ!! |
北天騎士団騎士
「ハッ! |
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