■イベント進行表 第1章へ

 『草笛』
 ジークデン砦を目指す途中、夕日に照らされて黄金色に輝く草原に魅せられ足を止めたディリータは、自分の存在を問いかけた。何も答えられないラムザは自分の無力さを思い知る。
 ディリータは子供の頃、バルバネスに教えてもらった草笛を奏で始めた…。


剣士ディリータ
「きれいだな。ティータも
 どこかでこの夕日を見てるのかな…。

剣士ラムザ
「…大丈夫だよ、ディリータ。
 ティータは無事さ。

剣士ディリータ
「…違和感は感じていたさ。
 ずっと昔からな。

剣士ラムザ
「アルガスの言ったことを
 気にしてるのか?

剣士ディリータ
「どんなに頑張っても
 くつがえせないものがあるんだな…。

剣士ラムザ
「そんなこと言うなよ。
 努力すれば……

剣士ディリータ
「努力すれば将軍になれる?
「この手でティータを助けたいのに
 何もできやしない…。
「僕は“持たざる者”なんだ…。

剣士ラムザ
「………………。

剣士ディリータ
「おぼえてるか?
 親父さんに教えてもらった草笛を…。