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『ギュスタヴを追え!』 |
貿易都市ドーターのスラム街で骸旅団と遭遇。その際、骸旅団のリーダーである騎士ウィーグラフを目撃する。骸旅団の撃退に成功し、捕虜から侯爵の監禁場所を聞き出した。捕虜の話によると侯爵を誘拐したのは骸旅団のサブリーダー・ギュスタヴで、身代金目当ての犯行であったらしい。
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剣士アルガス
「…おまえたちが骸旅団だってのは わかっているんだ。
「侯爵様はどこだ? どこに監禁されているんだ? 言えッ!! |
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剣士アルガス
「さっきまで、おまえたちのボス、 ウィーグラフがいただろ?
「ヤツはどこへ行ったんだッ!? |
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剣士アルガス
「こ、この野郎ッ! なんとか言ったらどうだ!! |
剣士ラムザ
「よせッ! アルガス! |
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剣士アルガス
「チッ。 |
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剣士アルガス
「…いいか、よく聞け。
「まもなく、おまえら骸旅団を皆殺しに するために、北天騎士団を中心とした 大規模な作戦が実行される…。
「そうだ、おまえたちは死ぬんだ。 一人残らず地獄へ落ちるのさ。 盗賊にふさわしい末路だな。
「だが、おまえは幸せだ。 ウィーグラフの行く先を教えれば 命だけは助かるぞ。どうだ? |
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骸旅団剣士
「…オレは知らん。 |
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剣士アルガス
「言葉遣いに気をつけろよ、この野郎! 盗賊が貴族にタメ口聞くんじゃねぇ! |
骸旅団剣士
「…オレたちは…盗賊なんかじゃない。 |
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剣士アルガス
「なんだとぉ! |
骸旅団剣士
「…貴様たち貴族はいつもそうだ。 オレたちを人間とは思ってない…。
「五十年戦争で…、この国のために… 命を賭けて戦ったオレたちを… 用済みになると切り捨てた……。
「オレたちと貴様ら貴族に どんな違いがあるというんだ…? 生まれ? 家柄? 身分って何だ…? |
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剣士アルガス
「誘拐の上、身代金まで要求する おまえらが何を偉そうに言うッ!! |
骸旅団剣士
「……侯爵誘拐は……間違いだ……。 ウィーグラフ様の計画じゃない……。 |
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剣士アルガス
「!? |
骸旅団剣士
「我々は金目当てで…要人誘拐など… 絶対にしない……。 |
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剣士ラムザ
「じゃあ、誰なんだ? 誰がエルムドア候を誘拐したんだ? |
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骸旅団剣士
「…………。 |
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剣士アルガス
「言え! おまえたちじゃないとしたら いったいどこのどいつなんだッ? |
骸旅団剣士
「…ギュスタヴだ。 |
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剣士アルガス
「ギュスタヴ? 誰だ、そいつは? |
剣士ディリータ
「ギュスタヴ・マルゲリフ…。 “骸騎士団”の副団長だ。 |
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剣士アルガス
「やっぱり、おまえたち骸旅団の 仕業じゃねぇかッ! |
骸旅団剣士
「ち、違う。我々骸旅団は 貴様たちを倒すために戦っている!
「我々は平等な世界を築くために 戦っている誇り高き勇者だ…。 ギュスタヴとは違う!! |
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剣士アルガス
「何が誇り高き勇者だ? このゲス野郎めッ!! |
剣士ラムザ
「いい加減にしないか、アルガスッ! |
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剣士アルガス
「で、そのギュスタヴとやらはどこだ? |
骸旅団剣士
「…す、“砂ネズミの穴ぐら”だ…。 |
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剣士アルガス
「砂ネズミ〜ぃ? |
剣士ディリータ
「余所から来たアルガスには わからないと思うが…
「“砂ネズミ”はこのドーターの 北に広がるゼクラス砂漠にのみ 生息するネズミのことだ。 |
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剣士アルガス
「!? |
剣士ラムザ
「ドーターとゼクラス砂漠の間に 集落なんかあったか? |
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剣士ディリータ
「今はないが、以前、砂漠の民の 集落だった場所ならある……。 |
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剣士ラムザ
「…ギュスタヴと侯爵はそこだな。 |
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剣士ディリータ
「ああ、おそらくな。 |
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剣士アルガス
「どういうことだ?? |
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剣士ラムザ
「“穴ぐら”はネズミの巣ってことさ。 |
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剣士アルガス
「!? |
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