■はじめに
こんにちは。岡本深夜です。
今回、ワンダースワン版FF1のジョブキャラのアイコンを作成したので、それについて紹介いたします。
まず、元となった画像についてですが、
主に集英社のVジャンプブックス・ゲームシリーズのファイナルファンタジー攻略本を使用しています。
この本は、カバーをはずすと裏表紙に各ジョブの各アニメーション用パターンが載っていますので、
これを見ながら各パターンをペイントツールで1つづつ作っていきました。
特に、戦士系の魔法を使えないジョブの魔法詠唱パターンはこの本でしか見ることができないと思います。
ただ、これは白黒であり、また死亡時のグラフィックが載っていないので、
それらをワンダースワン版FF1のゲーム画面から補完しました。
また、各アイコンのサイズは32×32ピクセルで統一しました。
実際には、ジョブキャラのアイコンはすべて24×24ピクセルに収まるように設計されているのですが、
FF1では小型モンスターのグラフィックが32×32ピクセルで設計されているので、
これらと共通サイズのアイコンとして使用できるよう、これにあわせました。
■作品の説明
こちらが今回作成した全アイコンの画像です。
縦12ジョブ×横11パターンの、計132パターンを作成しました。
ジョブについては、ご覧のとおり、上から
戦士/シーフ/モンク/赤魔術士/白魔術士/黒魔術士、
ナイト/忍者/スーパーモンク/赤魔道士/白魔道士/黒魔道士 となっています。
パターンについては、左からパターンナンバー1〜ナンバー11として、
戦士を例にして説明します。
まず、パターン1はステータス画面などで使われている、素立ちのパターンです。
パターン2は戦闘場面でのコマンド入力後の待機パターンです。
パターン3はパターン1・5と組み合わせて走るアニメーションを作るのに用いられます。
パターン4は攻撃時のパターンで、素手で攻撃するときはこのパターンに腕のグラフィックが合成されます。
武器で攻撃するときは武器のグラフィックが合成され、武器を振りかぶったパターンを作ります。
パターン5は走るときのパターンの1つで、パターン1→3→1→5と表示されることで走るアニメーションが作られます。
また、パターン5は武器攻撃のアニメーションにも使用され、
パターン4で武器を振りかぶり、パターン5で武器を振り下ろすようにしてアニメーションが作られます。
パターン6と7は交互に表示されることで魔法を詠唱するアニメーションを形成します。
パターン8は魔法・アイテム使用時のパターンです。
パターン9は瀕死時のパターン、パターン10は攻撃を受けたときのパターン、
パターン11は死亡時のパターンとなっています。
各パターンを組み合わせると、こんなアニメーションをつくることもできます。
■作品の利用について
こちらが、先に示した gif形式の一覧画像の元となった bmp形式の画像です。
ff1jobs.bmp
これを各ジョブの各パターンに分割し、gif化と背景透過処理を行ったものがこちらです。
数が多いので、lzh形式に圧縮してまとめてあります。
ff1jobs_package.lzh