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・モンスターのアビリティの分類
　モンスターのアビリティは全部で 81種類ありますが、

・物理ATと魔法ATのどちらの影響を受けるか
・効果量と成功率のどちらが変化するか
・物理防御（防御力ＵＰ・プロテス等）と魔法防御（魔法防御力ＵＰ・シェル等）の対象となるかどうか

によって、以下の７種類に分類できます。
　効果量・成功率の計算手順はそれぞれのタイプごとに異なり、同じタイプのアビリティは共通する計算手順を持っています。
　そこで、今回はモンスターの各アビリティが以下の７種類のどれに分類されるかを紹介していきます。

　影響を受ける要素種類 アビリティ例 
　物理ATの影響を効果量に受けるタイプＡ：物理攻撃型 タックル（ゴブリン） 
　魔法ATの影響を効果量に受ける シェル等の対象になる タイプＢ：魔法攻撃型 サンダーソウル（スケルトン） 
対象にならないタイプＣ：回復型 チョコケアル（チョコボ） 
　魔法ATの影響を成功率に受ける プロテス等の対象になる タイプＤ：障害技型 毒爪（レッドパンサー） 
シェル等の対象になるタイプＥ：障害魔法型 マインドブラスト（マインドフレイア） 
対象にならないタイプＦ：補助型 まもりの精（タイジユ） 
　物理AT・魔法ATの影響を受けないタイプＯ：特殊型 自爆（ボム） 
　それぞれのタイプの計算手順は以下の通りです。

［タイプＡ：物理攻撃型］

　効果量が物理ATの影響を受け、プロテス等の影響を受けるもの。
　チョコアタック・タックルなど、普通の物理攻撃に近いアビリティがこれに該当します。
　また、全モンスターが共通に持っているカウンターによる攻撃や、バーサクによる自動攻撃もこれに該当します。
(1)アビリティごとに決められている係数 X1を求める。 
X2 = A
(2)バーサク状態 …X2 = [X2 × 1.5]
(3)相手が『防御力ＵＰ』をセット …X2 = [X2 × 2 / 3]
(4)相手がプロテス状態 …X2 = [X2 × 2 / 3]
(5)相手がチャージ中 …X2 = [X2 × 1.5]
(6)相手がカエルかチキン状態 …X2 = [X2 × 1.5]
(7)相手が睡眠状態 …X2 = [X2 × 1.5]
(8) X2 = [(X2 + C1) × C2] 
(9) V = X1 × X2

［タイプＢ：魔法攻撃型］

　効果量が魔法ATの影響を受け、シェル等の影響を受けるもの。
　チョコメテオ・ドラゴン族の各ブレスなど、攻撃魔法に近いアビリティがこれに該当します。
　属性を持つアビリティも多く、属性による半減や弱点の影響、さらに天候の影響も受けます。
(1)アビリティごとに決められている係数 X1を求める。 
X2 = MA
(2)相手が『魔法防御力ＵＰ』をセット …X2 = [X2 × 2 / 3]
(3)相手がシェル状態 …X2 = [X2 × 2 / 3]
(4)相手がカエルかチキン状態 …X2 = [X2 × 1.5]
(5) X2 = [(X2 + C1) × C2] 
(6) V = [X1 × X2]
(7)属性が相手の半減属性 … V = [V × 0.5]
弱点属性 … V = V × 2 
(8)天候が雨で、アビリティが炎属性 … V = [V × 0.75]
雷属性 … V = [V × 1.25]
天候が雪で、アビリティが冷属性 … V = [V × 1.25]

［タイプＣ：回復型］

　効果量が魔法ATの影響を受け、他には相性の影響のみを受けるもの。
　チョコケアル・命の精・魔法の精といった相手のＨＰ・ＭＰを回復するアビリティが該当します。
(1)アビリティごとに決められている係数 X1を求める。 
X2 = MA
(2) X2 = [(X2 + C1) × C2] 
(3) V = [X1 × X2]

［タイプＤ：障害技型］

　成功率が魔法ATの影響を受け、プロテス等の影響を受けるもの。
　めつぶし・毒牙などの、主に相手に障害ステータスを付加するアビリティがこれに該当します。
　計算手順はタイプＡとほぼ同じです。
(1)アビリティごとに決められている係数 X1を求める。 
X2 = MA
(2)相手が『防御力ＵＰ』をセット …X2 = [X2 × 2 / 3]
(3)相手がプロテス状態 …X2 = [X2 × 2 / 3]
(4)相手がチャージ中 …X2 = [X2 × 1.5]
(5)相手がカエルかチキン状態 …X2 = [X2 × 1.5]
(6)相手が睡眠状態 …X2 = [X2 × 1.5]
(7) X1 = [(X1 + C1) × C2] 
X2 = [(X2 + C1) × C2] 
(8) P = X1 + X2

［タイプＥ：障害魔法型］

　成功率が魔法ATの影響を受け、シェル等の影響を受けるもの。
　ブラスター・マインドブラストなど、主に相手に障害ステータスを付加するアビリティのうち、特殊なものがこれに該当します。
(1)アビリティごとに決められている係数 X1を求める。 
X2 = MA
(2)相手が『魔法防御力ＵＰ』をセット …X2 = [X2 × 2 / 3]
(3)相手がシェル状態 …X2 = [X2 × 2 / 3]
(5)相手がカエルかチキン状態 …X2 = [X2 × 1.5]
(7) X1 = [(X1 + C1) × C2] 
X2 = [(X2 + C1) × C2] 
(8) P = X1 + X2

［タイプＦ：補助型］

　成功率が魔法ATの影響を受け、他には相性の影響のみを受けるもの。
　まもりの精・貝の精といった補助ステータスを付加するアビリティと、はないき・モルボル菌といった物理防御・魔法防御不能なアビリティが該当します。
　また、「ブヒー」だけは例外的に成功率が物理ATの影響を受けます。
　タイプＡ以外のアビリティで、物理ATの影響を受けるアビリティは他になく、「ブヒー」はそれだけ特異なアビリティであるといえます。
(1)アビリティごとに決められている係数 X1を求める。 
X2 = MA
ただし、「ブヒー」の場合のみX2 = A
(2) X1 = [(X1 + C1) × C2] 
(2) X2 = [(X2 + C1) × C2] 
(3) P = X1 + X2

［タイプＯ：特殊型］

　物理ATと魔法ATの影響を受けないもの。
　チョコエスナ・怪音波といったステータス解消アビリティや、自爆・吸血などの物理AT・魔法AT以外の要素でダメージの決まる攻撃アビリティなどが該当します。
　特殊なダメージ計算を用いるアビリティについては、各アビリティの詳細の中で説明します。