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 『ゴルターナ公の最期』
 思いがけぬ戦闘の中断にいらだつゴルターナ公は、南天騎士団に再度の総攻撃を命じた。 しかし命を受けたディリータは、ついに臣下の仮面を脱ぎ捨て、ゴルターナ公をその手にかける。
 さらにディリータはオルランドゥ伯の影武者を用意し、「雷神シドによるゴルターナ公暗殺」を偽装した…。


ゴルターナ公
「なんということだ!
 いったい誰が水門を開けたのだ…!

聖騎士ディリータ
「閣下! お呼びでございますか。
ゴルターナ公
「うむ、至急、兵を集め
 北天騎士団を攻めるのだ!
聖騎士ディリータ
「水門から溢れた水によって、戦いは
 おろか、移動すらままなりません。
ゴルターナ公
「それはお互い様だ。
 だからこそ勝機がある!
「攻めてこないと考えている今が
 チャンスなのだ! 今を逃したら
 またもや決着が延びることになる…。
聖騎士ディリータ
「…それは困る。
ゴルターナ公
「なんだとッ!?

ゴルターナ公
「うぐぐ…、き、貴様…!
聖騎士ディリータ
「誰もあんたが王になることなんぞ
 願っちゃいないんだよ…!!

聖騎士ディリータ
「入ってこい!

聖騎士ディリータ
「わかっているな。おまえの死は
 けっして無駄にはしない。
シドに化けたグレバドス教信者
「はい、すべては聖アジョラの
 お導きのままに…。

魔道士バルマウフラ
「本物のシドはラムザと
 一緒に城外へ逃れたわ。
聖騎士ディリータ
「よし、あとはラムザが
 うまくやってくれることを祈ろう。




指導者を失った両陣営に対し
教皇フューネラルは調停を提案したが、
両軍は未だに十分な戦力を
保持していたため、
その提案を断った…。

僕はアルマの行方を追って
ランベリーを目指した…。