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 『惨劇の痕』
 リオファネス城内の惨劇に言葉を失うアルマ。 執務室でアルマは臨終の神殿騎士イズルードから聖石『パイシーズ』を受け取る。
 そこへ現れたヴォルマルフがアルマに迫った時聖石『ヴァルゴ』が激しく輝きだす。 それを見たヴォルマルフは、抵抗するアルマを何処かへと連れ去った…。


神殿騎士イズルード
「……う、……うう。

アルマ
「しっかりして。

神殿騎士イズルード
「……け、剣はどこだ……?
 どこにある……?
「あいつを…倒さなければ……。
 お願いだ……明かりをくれ……
 真っ暗で…何も見えない………。
アルマ
「…もう大丈夫よ。
 戦わなくてもいいわ…。安心して…。
神殿騎士イズルード
「……きみの兄貴…に…伝えてくれ…
 やはり…聖石は…“悪魔の力”…
「父は…、あいつは…父上じゃない…
 聖石の力によって……
 ルカヴィに……。ゲホッ!!

アルマ
「お願い、もう喋らないで…。
神殿騎士イズルード
「ラムザの…
 言っていたことは…正しかった…。
「あいつを…倒さなければ……
 世界は…滅ぶぞ……
「皆に…伝えて……くれ……
 戦争なんて…やってる場合じゃない…
 協力して…立ち向かわないと……
「け、剣はどこだ……!
 くそ……腕が……動かない……
アルマ
「大丈夫よ、安心して。大広間に
 『あいつ』の死体があったわ。
「兄さんが倒したのよ。
 だから大丈夫。
 あなたが戦う必要はないの…。
神殿騎士イズルード
「本当か……?
 そうか……なら、安心だ……
「オレの……上着の中に……
 聖石がある……
 それを…きみの兄貴に……

アルマ
「必ず兄さんに渡すわ。

神殿騎士イズルード
「頼んだぞ………。
「……ふぅ、
 ………疲れた…眠い……
 …少し眠るよ……。

「誰だ、そこにいるのは…?
 
 

神殿騎士ヴォルマルフ
「そこにいたのか。
 貴様もあの世へ送ってやろう。

神殿騎士ヴォルマルフ
「怖がらなくともよい。
 苦しまずに殺してやるから…。

神殿騎士ヴォルマルフ
「なんだと…、ベリアスが
 やられたのか……?

神殿騎士ヴォルマルフ
「貴様の兄はずいぶんと
 悪運が強いようだな……。

神殿騎士ヴォルマルフ
「さあ、こっちへ来るんだ……。

神殿騎士ヴォルマルフ
「なぜだ…、なぜ、ヴァルゴが
 反応するのだ……?
「まさか……、貴様は……。

神殿騎士ヴォルマルフ
「これはいい!
 思いがけぬ処で出会うとは…!
「あと百年は必要だと思ったぞ!!
 まさか、貴様がそうだったとはな…!

アルマ
「やめてッ!! 離してッ!!
神殿騎士ヴォルマルフ
「安心しろ、命を奪ったりはせん。
 さあ、来るんだ!!